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切り絵 (Cutout Picture) : 嶺波
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1.  H△G「桜の唄」

四月の駅のホームは、出会いと別れの中、
ひらひらと舞う桜が、この町をまた彩る。

日が暮れるとまだ寒く、夜の帳(とばり)が僕らを包み込んだ。

そう、出逢いと別れ繰り返して、僕らは大人になってゆく。
あぁ、桜舞う日の四月の空を見上げて、君は何を思うだろうか?


別れのその先には、出会いがあるのならば、
出会いの先にもまた、さよならがあるのだろう。

それでもまた僕らは、桜の唄を歌い続けるんだ。

そう、僕がいたこと。君がいたこと。素敵な恋をしたこと。
もう、戻れはしない。ぼんやりしてたあの頃が何よりも大好きだった。


そう、出逢いと別れ繰り返して、僕らは大人になってゆく。
あぁ、桜舞う日の四月の空を見上げて、君は何を思うだろうか?

そう、僕がいたこと。君がいたこと。素敵な恋をしたこと。
もう、桜の唄は聴こえないけど、君のこと誰よりも大好きだった。